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佳き日々記

11月29日、佳き日。

深夜にめちゃ美味しいカップケーキをトーストしてやけどしながら頬張りつつ、
黒糖ソイラテをすする夜。さてさて上顎にはNEWパートナーの入れ歯。

 

 こちらの入れ歯、あずさ、と名付けました。

 

そういば、大学生の時に母と姉と一緒に行った立山黒部からの石川県(確か)の旅行の時に

「梓川」の美しすぎる青碧に魅せられて

 

……私は、女の子を授かったら「梓」ちゃんって名前をつけよう……

 

そう決めたことをまだ今もはっきり覚えているのですが、

旦那さんとの結婚が決まった時点で

 

「あずまあずさ」

 

うんこれはなしだ「のびのびた」だそれでなくてももう漫才コンビの匂いがすごいする。ということで断念したのでした。

 

そして時を経て。

 

私の入れ歯に名付けさせていただくことになるとは人生何が起こるかわからないものですね。
歯医者帰りの特急あずさ内で命名したことは言うまでもありません。

というわけでもう12月が来ちゃう!師走が来ちゃう!と慌てて振り返り備忘録日記START。

 

15日。

まだ緑の残る真菰葉と、残ってた古代米の稲刈り&稲架掛け作業。
美しい。稲を鎌でざくりと刈る感触が大好物です。そろそろ注連飾りの準備。
紙垂にする奉書紙を用意せねば。

 

16日。

朝から珈琲豆焙煎2ターン。

午後から20日の芝居に向けて打合わせ&稽古。
初期に書いたものとはだいぶ違うが、こうなるべくして必要でなった展開だなと心から思う。
場所、人、もの、こと。いろんなその瞬間の交差が生み出す一期一会。
当日はさらにそこに観客の方々が加わって空間を共有する。泣きそう。

 

17日。

逢えないけどタイミングよく繋がれた大事な人の生誕を祝う。替え歌、
作るのも歌うのも大好きなんだけども思い入れが瞬時に溢れると
それが感情を超えた涙になっちまってうまく歌えなくなるのが困り物。

おめでとう。

 

18日。

ラムピリカさんのフルーツヴィーガンチーズケーキが届く。きゃっほい。
今回の大事な大事なキャスト。いよいよだ。うん。
おしっこと真菰茶混ぜたやつで頭皮マッサージをして脳内をクリアにしたり、
脚本の改訂を進めたり。

 

19日。

一紗さんと合流。お取り寄せ福岡の【とりし】さんのラーメンを一緒に食べてから会場KOBAYASHI家へ。メンバー集まり感無量。ピアノと一紗さんが約束の再会みたいで胸が熱くなる。

 

20日。

お芝居当日。マルシェのむすひランチ最強。共働学舎のチーズすごい。オホーツクジビエのエゾシカも。
圧倒的幸福盛り合わせをいただく。お客様が集まる。大好きな人がいっぱいやってきて嬉しい。
そして本番中に起きたあのミラクル。光の柱。音の波。忘れられないページがまた人生に加わった。

 

21日。

木曽に発つまで一紗さんとしばし時間を過ごす優しい陽だまりの縁側。友達も間に合って、うん、よかった。みんなでご飯。午後、快医学イベントの打合わせ。いのちてらすでの年内最後の大きな企画。楽しみ。
これはきっととても大事な「始まりの日」になる。

 

22日。

モーニング娘。と同じくらい大好きな元NMB48の木下百花の映像を久しぶりに漁る。平気で5時間とか経過するんですよ。これはあれだな東京ゲゲゲイのMIKEYさんと同じ中毒性だな。ヤバイ。
黒糖ソイホイップラテのお供に深夜2時に焼き始めるホットケーキ。不健全さを贖うようにヘンプシードやヘンププロテインも入れる。背徳とか禁断とか罪とか罰とか。

 

23日。

1000℃の高温で清廉に焼き締める竹炭の窯がむすひの里にあり、
そこに山口から、【メグ爺】さんの志を引き継いだ新野さんファミリーがイノチを灯しにいらした。
窯開きに立ち会わせていただき、胸が熱くなる。火入れのタイミングで雷鳴。鳥肌。
ちなみに新野さんファミリーのめっちゃ可愛い小さき子に逢って30秒で

  「歯、ない……なんか…鬼みたい…」

と言われのけぞり固まる。すごいな。

 

24日。

真菰葉っぱ選別作業後、むすひの里へ。
窯の上に被せられた土の中に埋めて焼き上げる超絶遠赤焼き芋が史上最強に美味しくて幸福の白目。
世界中の平和の鐘を叩きたい衝動。竹炭のペンダントWSに参加。
無心にひとつのものを磨き上げ続ける中でふと自分自身の奥に訪れる静寂が心地佳い。

 

25日。

塩麹仕込みセットして朝から韮崎へ走り、きっちり電車に乗り遅れ見送る。天を仰ぐ40分。
気を取り直し新宿→渋谷→三軒茶屋へ駆け抜けて歯医者へ。
入れ歯フィッティング。調整。フィッティング2nd。調整。……をかれこれを何度となく繰り返す。
繊細。顎って、歯って、噛み合わせって、繊細。コンマの世界。

「じゃあ、東さんお昼どっかで食べて、試運転してきて」

と送り出され、ふらふらと三茶を漂う。
サードバーガーでシンプルサンドを購入し持参の黒煎り玄米茶を携えて遊歩道で日向ぼっこしながら食す。
いつの間に野良猫も隣でくつろいでいる。
そういえば最近我が家2階は明らかに数匹の猫がシェアしてるご様子。賑やか。昼にたまに下に遊びに来る。
うん、住んでもいい。夜中に喧嘩なさるな。そんなことを考えながら目を閉じて繊細な咀嚼を繰り返す。
下唇が入れ歯でかまいたちの如くスッと切れて切れて、なんていうか切ない。ゆっくり噛んでもかまいたち。なぜ。

ともあれ、残った時間で無印良品へ。なんか興奮して鼻息が荒くなりちょっと服とかちょこちょこしたお菓子を購入。

買ったばかりのSuicaで。

ピっつって買えるのなんか不思議ね。

 

さて、戻ってさらにいろいろ調整⇔フィッティング。
もうキリがないから!というか今日はこのくらいにしといてやる!的なムードで終了。
12月半ばにもう一回調整しようそうしようってことで三軒茶屋を脱出し、向かうは新宿。
タイミングのハマってくださった友達と青春ノスタルジック思い出巡りということで「カフェ・ハイチ」で集合。
懐かしのハイチカレー(ドライカレー)の後に
ハイチラムをたっっぷりと振り入れた珈琲。

軽やかででも重厚な味わいと甘い甘い香り。

あぁ、嬉しかった。お付き合いいただいた皆様に感謝の干し柿や焼き芋を配る。

そしてご機嫌なまま成城石井でもちょっとマティスのトリュフとか生クリームメロンパンとか買い込んで
それから3coinsでもちょっとレッグウォーマーとかタイツとか買い込んで

あは☆Suicaやっぱすごい!ピ!だって!と

 

ウホウホのウキウキで乗り込みましたあずさ。

 

たまに来る東京は楽しいです。
縁日の屋台みたいな気分でちょこちょこお金を使うのもちょっと楽しい。

渋谷とか電車の人たちみんなおしゃれで。

でもこれやっぱ、帰ったら温泉とか湧き水とか仕込んでおいたあれやこれがあるなとかがあるから
おでかけが楽しいんだなぁとも思うわけで。ありがたい。幸せなことだと想います。

 

なんて想いながら帰ってきて改札でピってできなくてあ!そうか!いっぱい買い物したからね!
ってお金チャージしようとして財布にもすっからかんで身も心も凝固する。

 え?なし?え?いつのまに???

急いで駐車場に行ってあらゆるポッケから1,000円かき集めて車を出して走ったコンビニの駐車場で
今度はさっき握りしめたた財布がないことに気がついて戦慄のUターン。
駐車場精算機の箱の上に置いたままの財布を涙目でキャッチして再度コンビニへ。お金下ろす。
それ持って駅に戻り精算してひぃひぃ言いながら調子に乗って買い物しまくった自分をなじりながら帰宅。
からの客人。からの急遽の宿泊。でも面白かった。

 

26日。

真菰栽培会員制度まこもてらすのおひらき会。

みんなで真菰田んぼの真菰株掘り起こし、奇跡的に実ってそっと残ってたマコモダケの収穫。
いのちてらすに戻ってみんなでご飯食べて
(お祝いでも在るからエゾシカのローストとかも食べちゃって)
珈琲飲んじゃって
真菰と古代米の注連飾りも作っちゃって。
温泉行きたい人は尾白の湯。湧き水組みたい人は大滝神社。
各々が好きなことをするのがいい。さりげなく人に合わせる器用さより、
自分の中の正直を丁寧に見つけて選ぶ、そのうえでの思いやりが大事だと想う。

 それにしても。

まこもてらすの会員さんはもれなくなんていうか、
オーディションやったっけか自分?というくらいみんな優しくて嬉しい。
自分がごきげんで居ることをできてて頼もしい。
大人も子どもも居て、男性と女性も万遍なくて。
バランスが毎回、佳いのが不思議なくらいだった。 

まこもてらす2022終わっちゃうの寂しいなぁ。本当にありがとうございました。

 

注連飾りは本当に楽しかった。

同じ田んぼで一緒に育った古代米と真菰葉っぱは本当に嬉しそうに寄り添う。
おおらかで力強く、華美ではないが清々しい。紙垂をつけるとなお一層、風をまとって凛とする。
毎年、作ってから

 あぁぁああああそうだ大好きだぁぁああああ!

 となる。

 

27日。

一昨日仕込んだ塩麹で鶏ハムを仕込む。
NPO田中さんと合流し、
都内から北杜市移住希望のまこもてらす会員さん親子の候補古民家巡り。
どこもめちゃいい。いい!!!

会員さんだからこの半年、田中さんと一緒に田植えしたり牧場でも田んぼでも顔を合わせている。
互いの信頼感がはじめからあるってすごくいいなって思った。
来年度からの【まこもてらす】【いのちてらす】についてもいろいろ思う。
佳き流れになっていきますように。

さて。

200個近くの渋柿を田中さんよりいただき、

「28のお天道さまに干すんじゃぁあああ!」

という天の声を聴く。聴かなきゃよかった。けどやる。

かわいそうに車中泊旅行中の友達が関西から来てるとのこと、
夜に遊びにいっていいですか?と。

飛んで火に入る…とそっと呟きながら招き入れ、
お風呂と布団と朝ごはんをほのめかし包丁を握らせる。

かくして、2人黙々と渋柿を剥きまくる。

12時前には寝かさないと流石に鬼だなと思って、
11時40分に「お疲れ!」と風呂へ送り出し、布団を敷いて、寝てもらう。さて。

剥いた子を紐に括って熱湯のお鍋にそっと浸して干していく。
三日月が見てる。2階で猫がやいのやいのやっている。
ひっかけ枝のない子たちをスライスして梅干し並べてた大ザルに並べていく。
で、もろもろ終了が2時30分。お風呂入って3時30分就寝。やりきりました自分。

 

28日。

青年に朝ごはんを献上し送り出す。

「オカネイラズ北杜」
でミルクウォーマーをいただけることになった方へのお礼珈琲豆を焙煎。冷めたら包んで、待ち合わせの場所へ。

なんとブルーベリーのジャムをいただく。嬉しくなっちゃって眠気とか吹っ飛んじゃって、
帰宅して珈琲入れてリュクスのクリームチーズとブルーベリージャムとをミレーにたっぷりつけていただく。
ご褒美。一人甘美な宴。

午後から原村へ。合流して、阿弥陀聖水へ。気持ちよすぎて吠える。
その後、ちょっと身体の調子を崩してる方のところへ。
少しだけ、自分ができる施術をささやかにさせていただき、みんなで軽くご飯。

黒胡麻たっぷりの繊細なお雑煮をいただき美味しいすぎて鼻息が荒くなる。

快医学や楽健法の話で盛り上がる。いいぞいいぞ広まれ広まれ。
みんな健康になっちゃおう。
いつのまにか病院もお薬もそんなに要らない暮らしになってこう。
触れ合ってケアしあって整えあってご陽気に暮らしていこう。

 

「古民家暮らし&手仕事」「真菰&古代米」

「快医学」「食」「いのちをてらす企画を放つ」

 

去年からさらに
自分がやっててテンション上がる
もしくはココロが穏やかに歓ぶことがはっきりしてきた。

 

さぁ、そろそろいろいろ絞ってく。

注連飾りWSをしながら冬支度進めますよ。

 

 

今年は折を見てしかと冬眠します。

携帯もパソコンも使えない場所で。ぐふふ。

写真は
先日ピザポテトを用意してたのに
深夜のワールドカップコスタリカ戦を寝ちゃって見れなかった息子との
貴重なツーショット。あまりにもさりげなく歯がない笑顔の私。

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