Blog

佳き日々記

1月8日、佳き日。

家族3人夕刻に合流し
トルコ料理屋さんで
お腹いっぱい食べながら近況報告祭りして
アジア食材や年末お篭りお菓子をしこたま買い込んで帰り
啓斗が淹れてくれた珈琲でカフェオレをスタンバイし
白目むいて過呼吸になるほど爆笑しながら
「カタン」やって「おばけキャッチ」やって
「UNO」やって「七並べ」やって「ウミガメのスープ」やって
0時過ぎて気絶した翌朝。

一人そっと早朝に起きてパソコンを開く。本日は12月30日なり。


 2024がもうすぐめでたくお開きになり
 2025の始まりがもうすぐそこに待ち構えてる空気感

年末年始を家族だけで
この時期ならではな
いくつもの繰り返しの懐かしさを
たまらなく愛おしく思いながら過ごす

幸せです。

そして
前回のこの振り返りブログ書いてから
シュバババーンと時間が過ぎ去り
はいもう年末。


 え?


ヤバい。
前回ブログは6月末。

このブログは
八ヶ岳に移住してから

書きたいと思った時にそこまでを一気に刻んで振り返る

というとかく荒っぽい手法で続けてまいりました。

あんまり会えてない
普段なかなか会えないけど
果たしてしのぶは元気にやってるのかと
ご心配くださる
これまで出逢った皆様への
手紙のような書き散らかしでありながら

たまに
「ブログ楽しみにしてるからねホント楽しみにしてるからね」
と優しい圧をかけてくれる
友達への報告書でもありながら

正直、主たる目的は
【自分の老後の自叙伝としての読み物】として

このブログは存在します。


そうですこれから書くのは
 圧倒的自己満足ブログですおそれいります。
うっかり初めてこれと出逢った方が万が一居るかもなので
一応念の為、注釈をしたためさせていただきやした。

にしても
     きっちり半年ぶり。

その日を思い出すと言うよりは
「その瞬間の自分」というキグルミみたいなものに
こっそりダイブするという感覚。
なんのこっちゃですが実際そうなんです。

で、そんな風に書き始めると
なんでか降霊術みたい降りてくる言葉たちを
なるべく取りこぼしなく打ち込んで参りますとはいえ
画素数荒くすっ飛ばしたり
なんの記憶もないみたいなところはあっさり余白としたり
勝手な緩急でこの半年を振り返ります。

毎度毎度のことですが
ええ、おそらく今回も長いですよ。

皆様もどうかこのためだけに時間を消費することなく
またお飲み物やトイレ休憩も取りながら

ご自分のペースでお楽しみください。

よし。
恒例の説明的言い訳も終了。

いくぜ!

H E Y!!!

   GOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!

6月29日。

朝から飯能に車走らせ
自森での念願のサンバ講習会。
息子の授業参観で
そのあまりに楽しく軽やかに跳ねるピアノにびっくりして
今年で定年退職なさる先生に惚れ込んで
その先生が全力注いでたサンバに触れてみたくて申し込んだのだやっほい。

ちっちゃめの冷蔵庫くらいのおっきなドラムを
ロープとベルトみたいなので身体に固定して

小学校の鼓笛隊以来のリズムを打つ楽しさと難しさと
全身に感じる自分の打つ響きと空間に満ちる響きの重なりに震える。

やっべぇ楽しい。楽しい楽しい楽しい。

先生のナビに全力集中する。
うまくいかなくて頭真っ白になる。

ああああちっくしょう難しいし手首痛いし楽しすぎる!!!!!!!

あっとゆう間に時間は終わって、
余韻に浸りつつ山梨へと疾走。で、明日の準備をマッハでやって
窓開けて夕方の空見ながら薪風呂に浸かりつつアイスコーヒーとプリン。


6月30日。

夏越しの砂浴部@鵠沼海岸。驚異の6年目。
今年はまたことさらに問い合わせがめちゃめちゃ多い。

暗いうちから出発して
真東へ中央道疾走。
東京エリア入るあたりで昇るる朝日の眩しさが
身体全部を清々しく通過してく
運転しながら自分自身が
その光でじゃぶじゃぶ洗われてるような感覚。多幸感。

さぁ大量に積み込んだ真菰とシャベルを砂浜に並べ
時間になって参加者が砂浜に現れ、
説明して3年物の梅干しを食べてもらって大滝神社の湧水水筒に入れて。

穴を掘り 人が入り 埋めていく。
通り過ぎる人々が ギョッとする。

6年目ですからたいていの通りがかりリアクションには慣れております。
副部長(バイト)の啓斗にセべリコのドレッシングのお使いを頼むぐへへ。

7月1日。

早朝から真菰田んぼ。

2つの田んぼを裸足で歩き回る
水が止まってるところを歩き風を通す
茂って空気が止まってるところを間引いて光を通す
そしてスラリ立ち優美に揺れる真菰さんの美しさを褒め称える

休憩して珈琲入れて飲んで満足して
家に帰り
砂浴グッズのメンテしてお風呂沸かして入って
あとはだらだらと畳でゴロゴロして過ごす。

茅葺にトタン屋根をかぶせた古民家は
どんなに灼熱の日でも扇風機で風さえ動かせばもう涼しくて快適。
すべての障子ふすまとっぱらわれたスケルトン30畳バンザイ。

さて夕飯で鯵のたたき丼を食べたらあっぱれ極上の1日。

7月2日。

朝真菰からの珈琲焙煎経て
バナナチョコチップホットケーキ
クリームチーズON!蜂蜜YEAH!

7月3日。

朝真菰からのフレンチトースト塗り絵
お隣さんと珈琲豆&野菜トレード。

7月4日。

南野陽子「はいからさんが通る」
斉藤由貴「悲しみよこんにちは」
運転中に2番までフルコーラス暗記。
鰯の梅煮最強。

7月5日。

明日の砂浴スタンバイ。
真菰刈りからの大滝神社水汲みからの
ひまわり市場はしゃぎ買い物からの
泉温泉健康センターどっぷりコース。

家の薪風呂は最高だけども
10アンペアの我が古民家は
ドライヤーのない世界線につき、
ゆっくり髪を洗って顔面の産毛を剃って
のんびり髪を乾かすのも本当に幸せで
しみじみグッとくるんだZE。

帰りの車でちょっとお高い瓶の炭酸モノ飲みつつ
渡辺美里の「サマータイムブルース」を高らかに歌いながら帰宅。

7月6日。

朝 7:30からの朝活的砂浴。
朝の海は
砂浜も波打ち際も真新しくまっさらで
風も波音も生まれたてみたいで
あと午前中で終わった後にゆったり八ヶ岳帰って
真菰の田んぼにお世話にいけるのも
ゆっくりお風呂入れちゃうのも最高に贅沢な1日。

7月7日。

ヘンプシードトマトバジルオイルサーディン
塩麹ブラックペッパーの我的最強無限そうめん
もはや虫たちが庭どころか部屋の中で普通に鳴いている。
コオロギとかなんかいろいろが
至近距離的背後でユニゾったりハモったりな七夕の夜。

7月8日。

もうね、8時過ぎたらバッキバキに暑いんですよ
裸体に近い薄着の裸足でかけずり回って
2つの田んぼに風と光を巡らせ
同時に自分の身体もギュルンギュルンに巡るのを感じる。
濡らしてハッカオイル垂らしたタオルが首元にある幸福すごい。
でもうっかり目の周り拭くと
その後5分くらい眼球の痛みにうずくまって泣き濡れる。

7月9日。

諏訪神社秋宮にて
百鬼夢ひなさんの奉納に立ち会わせていただく。
正式参拝をさせていただき
新しい出逢いもあり
諏訪湖の自生の真菰さん達にも挨拶……

 挨拶……


だめだ。

のんびりゆっくり振り返ろうとしたらできるけど
なんか今回は鮮度が足りない。

自分が書いてて興奮しない。

ちょっと、寝かせます。皆様佳いお年を。


はい、あけましておめでとうございます。
八ヶ岳での2025が始まっております。

よしこれまでの良き日々記に慣れてた皆様ごめんなさい。
季節でざっくり振り返ることにする私をあぁお許しください。


7月8月は
とにかく砂浴を軸に全ての日程を組む。
るりこ副部長はひたすら頼もしく
ケイト副部長は丁寧な空気を纏いながらそこに居て
砂浴後の方々に【エルマー珈琲】として
前日に自分で焙煎して真菰茶で仕込んだ
アイスコーヒーを繰り出してくれて。

終わったらみんなで美味しいものとか食べちゃって。
例えばラクサとかモスとかウキウキするやつ!
砂浴参加の皆さんとラクサ食べに行った回もあったー!
美味し楽しのご褒美企画でしたなあれはまさに!!!


というわけで夏の日々は
湧き水汲みや真菰刈りなどスタンバイの前日と
鵠沼海岸へと繰り出す砂浴日当日、
片付け器具メンテの翌日。
この3日の合間でほぼ毎日真菰田んぼのお世話、
隙間で芝居やイベントの打ち合わせ、
突発的にモグラ叩きみたく起こる古民家の修繕。
で、数日まとまって確保できたら能登。

とにかくシンプル。
イベント以外ではほぼ人に逢わない。

家で過ごす一人時間は
畳の上に寝っ転がるだけでも最高で、

アイスコーヒーと気に入りオーガニックオーツミルク、
焼き菓子とかプリンとかドーナツとか、
ジップロックに美味しいチョコを入れて湯船で溶かして
それに美味しいラスクとかシンプルなビスケットとかをディップしながらとか、
そういう甘味をおともに並べながら
youtubeだとか読書だとかうたた寝だとかを楽しむお風呂も背徳感込みで最強で。
窓全開にして日差しや風を味わったりも極楽浄土。

この
人と会うイベントと
一人で過ごす八ヶ岳と
その行き来のドライブ

その3つの時間のバランスが
ものすごく健やかでよろしかった。

  だからどんだけ多忙でもずっと元気だったんだと今噛みしめる。

さて9月10月。

9月末まで砂浴部活動をフルスロットルで張り切って、
その部活納めの前日に確かマコモ田んぼで
大量のマコモダケがパンパンに膨らんで実ってくれてて。

で、始まったマコモダケミラクル大フィーバー。

能登に向かう前日の夕方のお世話の時、
「明日の朝マコモダケいっぱい収穫していっぱい持っていきたいんだ」
って田んぼで真菰とお話した。
で翌朝行ったらば、前日に確認してた「このくらい持っていけるな」
の3倍くらい実ってて。

 びっくりして。
 ありがたくて。
 嬉しくて。

ありがとう、ありがとうって泣きながら収穫して軽バンに積み込んだんだった。
それから、マコモダケの発送。
今年はいっぱい!いっぱい!注文していただいた。
いやぁあああホントにありがたかったー!!!

みんな美味しいって他の人に勧めてくれたり
SNSで宣伝みたいな投稿してくれたり
プレゼント用に再注文してくれたり。

そのおかげでめっちゃ能登にいろいろ送れた。
マコモダケだけでなくて応援のお金も。

応援のお金、について言えば

砂浴して
 気持ちいー!とかスッキリした!とか
 波音聴きながら眠れたこんなん初めてー!!とか
 そういう喜びの気持ちのお金だったり

マコモダケ食べて
 美味しいー!とか便秘治ったー!とか
 うちの子どもが野菜食べないのにこれは爆食するのです!!とか
 そういう喜びの気持ちのお金だったり

そういうのを、
自分の好きな能登エールに遣えたり送れたりするのが
私はすごく気持ちが軽やかで楽で。


それから
自分が受け取るお金のすべてが「預かりもの」な感覚があると
そのありがたみと軽やかさと
使う時の「送り出し」の心持ちが全然違う。

   今年はそれをすごく学んだ。

ちなみに、ありがとうの気持ちいっぱいで受け取るお金は
それを遣うセンスも磨いてくれるというか
タイミングも計らわれてる気がする。

例えば
家にいる時もうお肉をあまり買わなくなってるんだけども、
お出かけの時に無性に食べたくなる瞬間もある。
でお腹空いてコンビニ入ったら

揚げて30分以内でピッカピカに光ってるファミチキと出逢ったりする。
震える。火傷しないように頬張りながら旨すぎて吠えたい衝動に駆られる。

逆にそんくらい猛烈なタイミング以外は、買わない。

家に帰ったら自分が炊いた最強に好みの雑穀ごはんがあるし、
武川の直売所で買える無敵納豆も冷蔵庫にあるし、
なめこが煮物レベルの密度で入ってる薬味たっぷり味噌汁だってすぐ作れるし。

 あれなんの話ししてたっけ。

なんにせよ、いつだって美味しいものを食べてるのは間違いない。
ありがたいことです。

そうそう、
今年は、熊本【ごぱん屋うっでぃー】の宇治美里ちゃんが、
私のマコモダケを具材に入れて真菰茶で練り上げてくれた
【まこもだけごぱん】を焼いてくれて、
それがもう気絶レベルに美味しかった。
収穫しても発送にはちょっと向かないものもあったりして、
そういうのもうっでぃーちゃんは上手にこしらえてごぱんにしてくれた。

2011年からの熊本生活でできた大切な友達が
素敵なものを創り出せる表現者で
今も繋がって一緒に美味しいものを世界に放つ仲間であれること。
こんな嬉しい幸せありますかいやない。


ともあれ
夏の砂浴、秋のマコモダケ収穫、
どちらも最高に今年は絶好調でした。

 で。

そんな10月半ばのある朝。

肘から先の右腕がむくみまくって痺れまくって起床。
手首が曲がらない。
指も腫れ上がって動かない。


   …え?

顔面蒼白。


  …これはやばいやつや。


朦朧とした寝起きの脳みそで薪風呂を沸かし
左手だけで歯を磨きながら沸くのを待って
風呂に入る。
湯船の中でゆっくりゆっくり右腕の感覚を観察する。

脇の下や首筋を左手で擦り血流を促す。

今日も収穫したい発送したい。
真菰田んぼには「今日だよ!」の子たちがたんといるのだ。

祈るような気持ちの朝風呂にて
よにのチャンネルの山田涼介を眺めて心を潤わせ
ゆっくりと右腕が復活。安心。

考えてみれば

 圧倒的に砂を掘りまくった夏。1日に30人とか。
 変態的に鎌で刈りまくった秋。3時間で400本とか。


右腕よ、すまない。
仮死状態みたく追い詰められないと気がつかない自分に叱咤。

というわけでその日以降は、
右腕の機嫌を意識しながら
左腕でできることは左を使うのを徹底して
友達に収穫や農作業を手伝ってもらったり
にがりたっぷりと竹酢液のお風呂に毎日2回十分浸かったり

とはいえその後の対応も見通しも甘かったですごめんなさい。
気がついたら人生初「ガングリオン」さんが手首に出現。

それは年明けた今もあって、
ただ、ちょっと負担があれば目立つし
割と右腕の負担なくいられてれば存在感ZEROにもなる。


これは春までに完治を目指して大事に見守る意向です。


それと10月末。
マコモダケフィーバー終了のゴングと共に八ヶ岳を出発して
鳥取大山、イトナミダイセン藝術祭への参加へと向かった。

これは大きな節目となる時間だった!!!

真菰円座を編むWSの開催と「まこもだけごぱん」でのマルシェ出店

そしてそして一人舞台「鬼会」を2回上演。

 1回は夜の海で。
 1回は薬師堂で。
どちらも火を焚き、一期一会の全力厄落とし。

主催のしほさんもやぶちゃんも大好きになってしまって
そこで出逢った人たちもこれまた素敵すぎて

暮らすようにそこに居た数日間はあまりに楽しすぎて
帰って来た翌日、
起きたらそこがダイセンでないのがさみしくて
帰りたいなぁって何度もつぶやきながらメソメソしてしまった。

でもそんな風に思える旅ができたことがあまりに嬉しいことでもあり、
そこを反芻するとニヤニヤもしてしまうのでした。

また来年も絶対訪れたい、イトナミダイセン藝術祭。

11月12月。

真菰と古代米のしめ飾りのWSを各地で開催。

自分で育てたというのがあまりにおこがましい
白州町横手の土地の神様が育んでくださった真菰と古代米の稲穂。

真菰の健やかさはいわずもがなですが
赤米も紫米も黒米も元気いっぱいで
ハッピーヒルもぎゅんぎゅんにパンパンで
この春に能登じろざみの森夫妻から預かった在来種「巾着」も
白銀の美しい禾は白馬を想わせる美しい佇まいで。

精麻と奉書紙の紙垂とで仕上げる
赤や金のきらびやかな飾りはないしめ飾りではありますが

これがもう本当に痺れるくらいにかっこいい。

そして綯っている姿が皆さん爆発的に愛おしかったー!

今年はありがたくも能登でも参加してくださった方々と一緒に綯えて、
そこでの嬉しいハジメマシテもあって。
幸せで幸せで。


そしてその合間でのお芝居。

イトナミダイセン藝術祭とともに私の2024年のスペシャルトピックス、
長野県飯田町で行われた
一人劇祭【伊那谷 化けるんです】への参加。

これはもう人生的にもあまりにエモい。
主催の「百鬼ゆめひな」こと飯田美千花さんは、
ひょんなことから知り合った憧れの女優さんから紹介されて
一緒に美味しいタコライスを食べて意気投合しまくって
もうおしゃべりが止まらなくて。
2度めに逢ったのは彼女が秋宮の神楽殿での「木花咲耶姫」奉納上演で。
彼女がヒトカタと称す等身大の傀儡と共に舞台上で創り出す世界観は
儚くて、朧げで、それでいて圧巻だった。
その後オンラインでの打ち合わせを重ねて、
3度めに逢ったのがこの企画の本番前日のリハ。
すでに大事な友だちで、戦友で、同士のような存在。

 はいもうエモい。

さらにもう一人はそのムカシ、大学卒業の春
劇団カムカムミニキーナ入団に前後して
1年間限定劇団「シリアスケース」に在籍していたそこでの仲間、二川舞香。
「れいぞうこ!」と呼ばれ
「そうし!」と呼ぶ、
劇団シリアスケースの独特なあだ名は本名の何倍もお互い馴染んでいて、
それは20年以上を経て、シリアスケース旗揚げ解散公演以来の再会で。
こんな幸福なエモすぎる再会があるんだろうかいやない。

リハの夜、彼女と2人
ずっとずっとこれまでや現在地やこれからを語り合った。

 もうエモいなんてもんじゃない。

さぁこの2人の一人劇を客席で観てからの自分の舞台。

それは自分の中に確かにあったでも
これまで描くのを憚ってたものをすべてさらけ出す結果になった。

そして、これはもう土下座な展開でしかないのだが
とんでもなく上演時間が延びて
舞台監督さんの目をまっすぐ見れない事態ともなったのでありました。

 面目ない、とはまさにこのこと。

ということも踏まえたうえであえて言わせていただけるなら

イトナミダイセンが自分にとってもう大事な大事な居場所になったように
伊那谷もまた、私にとって大切な人が住まう特別な場所になった。



それから11月16日には、
巣鴨のギャラリーでの3人展【焱-en-展】の会場にて
「カンタ!ティモール」の上映会を開催。
東日本大震災の折に映画の出演者アレックスさんから
監督が託されたお手紙を代読させていただき

東ティモールの珈琲を淹れて振舞いつつ、
いらした方々といろいろお話をさせていただいて。

プロジェクターやスクリーンを貸していただいた
むすひの里の小林さんのご協力や
会場を使わせていただいた
【焱-en-展】の主催の3人のご厚意のおかげで
観覧料をまるっとそのまま監督にお渡しする運びとなって。
さらにさらに後日談で
そこへいらっしゃったお客様が東ティモールへのご旅行をなさって
その方々がそこまでに集まっていた支援金を監督から預かり、
現地へ直接届けてくださることに繋がったり。

 最高すぎる。

 最高に嬉しい展開だった。

あとこれも忘れられないので書いておく。

上演準備の会場設営に参加者だった旦那さんが力を貸してくれて
会場撤収の片付けや運び出しをふらっと来た息子がほぼやってくれて
めちゃめちゃありがたかった。
別々に暮らしてて「ここ!」って時にしか逢わないのだけど
やっぱりこの旦那さんとこの息子が居ての私なのだとつくづく想う。


そんなこんなで、年末。

12月26日に、そらもう2024の完全集大成ともいえる
全身全霊渾身なのにちょっとちゃんと
「おふざけ」もスパイスされてる企画
【 横浜で鬼ごっこ】に出演。

越路姉妹という
代官山「晴れたら空に豆まいて」の代表率いる
最高にチャーミングでエネルギッシュでシュールなバンドと

GOCOOという
海外活動も多く大忙しな和太鼓のチームの長、KAOLYさん、
そしてメンバーのヨッシーさんアレイさんのお3方。

この濃ゆい濃ゆい濃ゆい方々と対峙して挑んだ
鬼ごっこと名付けた鬼会は、
これまでと似て非なるものだった。
これまでの作品を何度となく観てきた息子ケイトが

「今までのと全然違ったね」

とはっきりきっぱり言った。
自分でもそう想った。

横浜日ノ出町のシャノアール、という場所がもう最高に素敵で。
越路姉妹もGOCOOも大好きでリスペクトしてて。

たまらんかった。

イトナミダイセン藝術祭 と 一人劇祭「化けるんです」を経て

鬼会そのものが 本当の意味で演劇として生まれ変わった。

その余韻の波に身を委ねながら八ヶ岳へ戻り、
北杜市明野町の茅葺きトタン古民家での片付け掃除修繕及び薪拾い。

えぇ、寒いですよそりゃあ。
ストーブは

 「部屋、あっためますよ!」

というよりは

 「ね。あったまったらいいなって私もそう想ってるんです」

という祈りや願いに近い暖房力。もはやお守り。
そして容赦なく隙間風が室内を外気温に引っ張り続け、
吐く息を白く可視化する。
夜が更けたらコタツと風呂を往復し
湯たんぽにすがりつくように布団に入る。

   …さぶい。

 でも、こんな寒いのに、
この家への愛着は寒くなってからのが増してる気がした。

ちょっと外泊して家を開けてから帰ると
すっかり獣の匂いが満ちているこのが。
姿はいっこうに現さないけども確かに居着いている
「ネズミ以外の四つ足生命体」であろう。

庭にハンモックを設置した翌日に
そこに蛇が心地よさそうに佇んでらして、
木陰ハンモックの昼寝と鶏の飼育を
同時に瞬時に諦めたこともありましたね。

ちなみに年末に春から一回も頼んでないことを思い出して
不安になって連絡をとった近所の汲み取り業者さんに
「まだ大丈夫だよまぁ2月くらいに来ようか」
と言われて驚きを隠せなかったこの家。


年が明けて来年もここに暮らせることの幸福。
まだまだ日々修繕ではあろうが、それすらも歓びな瞬間もある。

というわけで年末の締めくくり掃除をして、
年越しは今年も東京の旦那さん家にて過ごす。
ちなみに重ねて申し上げます
このブログの冒頭は30日の朝書いておりました。

で「ちょっと、寝かせます。皆様佳いお年を。」まで書いて放置して


   再び書き出したのが1月9日、今日なのでした。快晴。

そこからははい、もう書き終わりまで駆け抜けるぞという熱い思いで
キーボードを叩きまくっております。
年末年始またいで休憩取った後だから私は頑張るけど
くれぐれもみんなは無理しないでね!
ちゃんと休憩取って読んでね!!!!

さて!


大晦日には小田原へ行ってお父さんと墓参りして
(なんと私が綯ったしめ飾りを玄関のドアに!快挙!)
デニーズでお兄ちゃんお姉ちゃん家族にも逢って。

車中で「ウミガメのスープ」
(シュールなトンチの効いたクイズ形式カードゲーム)
で脳みそヨレヨレになりつつ東京に戻って
紅白観てカタンして爆笑したり罵り合ったりしながら
お鍋食べて。能登の森家から送られた劇的に美味しいお刺身食べて。
厳選お菓子食べて。珈琲飲んで。

元旦からは恒例の北海道。

甥っ子姪っ子に蕩けまくって
お節やらジンギスカンやら堪能して、
東家大ブームのグリーンカレーを振る舞ったりもして。

どんぐり@大麻 で朝のパンモーニングを楽しんで。
蔦屋書店@江別 で各国料理をみんなであれこれ食べて。
きよら@森林公園 で毎晩モール温泉かけ流しに浸かって。


しかも飛行機の旅の時には本屋で事前に
「まだ読んでない原田マハ」を仕入れておいて
それを隙間隙間に読み進める、という
もう 24時間嬉しい時間しかないじゃない! 
という時間を過ごすのが恒例となっており。

今回は「キネマの神様」

名著。
何気ないシーンで何度も涙がこぼれた。
身体がこわばったり口元が緩んだり。

読み終わりたくないと何度も想わせてくれるんだ。感謝。


で、戻ってまいりました。

東京へ。
 で、
 八ヶ岳での日常へ。

しっかり獣の香りが漂う明野の家へ。


 すごい。

「日々」を書いていくこのブログそのものの定義を
あっさり途中でひっくりかえしての
ざっくりダイジェストな振り返り戦法で
なんとか無理やり現在地までたどり着いたじゃないか。

今 私の暮らしは

家の掃除と片づけとバージョンアップ修繕と薪の用意
風呂で楽しむオヤツの作成と珈琲の焙煎&抽出
風呂炊きのタイミングで竈門でジャムとか豆とかのコトコト

を柱としつつ

「孤独のグルメ」と「水曜どうでしょう」(ネットフリックス)
とそれからそもそもネトフリに加入するきっかけとなった

タイプロオーディション!!!


そうタイムレスのオーディション!!!!!!!

もとセクシーゾーンの3人が審査していく
新メンバーオーディション!!!!!

そのネトフリ放映と、
公式からyoutubeで供給されるビハインドの動画と

それから、お笑い芸人 ながち さんの感想(意見)動画。

そしてそして、2024の秋冬もお願いして
クリスマスリース&手編みのめちゃ可愛いセーター(今年は赤でした)
を仕立てて熊本から送ってくれてる
最高にセンス&技術抜群の天才であり
同時に全身全霊ジャニオタみはるちゃんとの
オーディションについてのLINEトーク。

お互い、リアルタイムラリーというよりは
「自分が打てる時に打ちまくる」形式なのだけども、

アツい。

これがもう劇的にアツい。

さらに、みはるちゃんのお気に入りのメンバー候補生2人とみはるちゃん
を登場人物にして執筆する「 TOKIMEKI アラモード 」をそっと進める。
みはるちゃんしか読まないってなんてシュールなんだろう。大好きこういうの。

とかなんとかやってたらはい、
もう毎日があっとゆーまです。

朝起きて

「これをしよう」
をやってるうちに日が暮れて
お腹が空いたらご飯作って食べて
ご褒美タイムも存分に用意して。

今年も昨年同様

真菰と古代米のお世話
鬼の芝居
カンタ!ティモールの上映会
珈琲焙煎
砂浴部
古民家修繕
真菰細工の講座
能登旅行(あまりに好きな人たちに逢う楽しみが溢れてるから
     2025年の能登行きはもうただの旅行と定義します)

をますます精進していく年になりそうです。
生計を立てる、という意味においては

お金払ってでもやりたい、自分が本当にやりたいと思えるコトだけを
お金払ってでもやってほしいと想っていただけるクオリティに磨いて
それでいただいたお金をこの星でのこ゚縁でまた清々しく巡らせていく

 その純度を上げていく。

在り方そのもの、という意味においては

自分が正しく在りたいとは多分そんなに想ってないし
そもそも別にいい人でもなんでもないし
「きちんと」もしていないと認識していて


ただ自分のタマシイが、イノチが存分に震える歓びの瞬間を重ねていきたい。


 あ!!!!

お芝居上演のお話や
カンタ!ティモール上映会のお話

もし主催にご興味ある稀有な方は連絡お待ちしております。

ちなみに今のところお芝居は

2月1日の土曜日に
お昼は埼玉飯能の「名栗の杜」で
夜は東京杉並の「井草観音堂」で
「節分鬼会」が決まりました。

こんなにマニアックな舞台の主催を名乗り出てくださる
その勇気に感謝です本当にありがとうございます。

さぁ、
ここまで一気に読めちゃった方いらしたらホントにすごい。

今年1年、その方に嬉しいことがいっぱい起きますように。

そして、みんなにとって「大丈夫」な1年でありますように。

一覧へ戻る
その他の佳き日々